前回のシドニー出張の続きで、今回は10人の学生を引率して
シドニーへ行ってきました。
直前、インフルBにやられて、あやうく行けなくなるところ・・・!
別プログラムの一団では、パスポートを失くしたりいろいろと
トラブルもあったようですが、こちらは特段の事件も無く無事
でした。よかった、よかった。
ところで、父のかねてからの希望(?)でロブスターを買って
帰ることにしました。
Sydney Fish Marketに行ってロブスターを持って
帰りたいんだけど、とお店の人に相談。
お店の人はあまりそういった人がいないらしく、首をかしげながら
”生きたまんまじゃないと検疫を通れない可能性があるよ”とのこと。
すっかりCooked表示のある、茹でたロブスターを買って帰るつもり
だったから、「なに~っ!!」。
まぁ、事前にちゃんと調べていない私も私なんだけれど。
Fish Marketの兄ちゃんのアドバイスどおり、出発の日の
早朝5時に改めてロブスターを買いに来ることになった。
朝4時起きして、南十字星を見上げながらホテルからFish Marketまで
歩くこと30分生きたロブスター君を持って帰るのはなんだか
罪悪感一杯で、道中胸が痛みました。。。
いざ、Fish Marketに着くと、例の兄ちゃんのいるお店が閉まっている
じゃないかーー!!
電話して聞いてみると、早朝は業務用口しか開いていないらしい
1.5kgのロブスター君をゲットして発泡スチロール箱にアイスパックと供に
詰めてもらった。
▲魚市場で計量直前のロブスター君。1.5kgでした。
”どうやってここまで来たの?”とお店の人に言われ、歩いてきた、と
答えると、帰りは営業車でホテルまで送ってくれた
その約22時間後、仙台の実家に到着。
発砲スチロールの箱を開けてみると、なんとロブスター君はまだ生きて
いました!! (ここでも胸が痛む・・・)
Fish Marketの兄ちゃんですら、10時間くらいしか生きていないと
思うと言っていたのに・・・!
ひたすらロブスター君の運命を分析して、Fish Marketにいる以上、
私が買わなくても人間に食べられる運命なんだと自分に言い聞かせる。
『キュウキュウ』と切なげに鳴くロブスター君を
茹でる時は、それはもう本当に罪悪感一杯。
できることならペットとして飼いたい衝動に何度も駆られる。
でもそれはムリ。ロブスター君は深~い海底で生きている生き物。
水から出されて長時間生きているだけでも驚きだった。
胸を痛ませながら、ロブスター君が暴れないように布で包み、
家で一番大きな鍋になんとか入れる。
ごめんなさいっっっ。
▲布にくるむことを思いつく前。
本当に大きくて、どの鍋も小さすぎるくらい。
もう、こんな思いをするのは絶対に嫌なので、ロブスター君を
買うことがあれば絶対”Cooked”にします。No more alive ones!!
ちなみに、現在の成田の検疫ではロブスターはCookedでもAliveでも
通過できました。
ちゃんと調べてCookedにすればよかった・・・!
もちろん、その後はありがたく食しました。
言うまでもなく、美味でした。
ロブスター君、私は君のことを一生忘れないよっ。
もちろん、ぽんもね!